ビジネスコンサルティング


 世界初のENIAC(エニアック)という電子計算機が完成したのは1946年のことでした。デジタル化の始まりです。

 電子計算機の開発以降、デジタル化、IT化、およびDXの進展は、そのスピードを増すばかりです。

 デジタル化はビジネスプロセスを変革し、新たな市場機会を生み出し、競争力を高めるための鍵となります。

 

 デジタル化、IT化、そしてDXには、それぞれ異なる課題が伴います。

 経営にとって重要なのは、これらの進展に応じて適切な戦略を採用し、経営課題を解決することです。 

  1. デジタル化によって様々な情報が簡単に参照、共有、分析でき、
  2. IT化によって業務プロセスが効率化され、
  3. さらにDXによって組織全体が変革されます。

  これらの進展段階に合わせて、経営課題を適切に把握し、適切な戦略を展開することが競争力の維持と成長の鍵となります。

DX時代のIT導入プロセスの3つのケース

 DXを推進するには、

  1. デジタル化
  2. IT化
  3. デジタルトランスフォーメーション

の3ステップが考えられますが、それぞれの進め方は大きく異なります。

 

DX時代のIT導入プロセスの3つのケース
  • デジタル化とは
    アナログ情報をデジタルデータに変換すること。
    書類やデータなどの多様な情報がデジタル形式に変換されることにより、コンピューターやインターネットを通じて簡単に参照、共有、分析することができるようになります。

  • IT化とは
    情報技術を活用して業務を効率化・自動化すること。
    従来の手作業や紙ベースの作業が自動化されることにより、誤りが減少し、コミュニケーションがスムーズになるなど、多くの業務がより迅速かつ効果的に行えるようになります。

  • DXとは
    デジタル技術を組織やビジネスモデル全体に取り入れ、革新的な価値を創造すること。
    情報技術をビジネス戦略の中心に据え、新しいサービスや製品の創出、顧客体験の改善、効率的な業務の実現など、組織の根本的な変革を推進することを意味します。

「業務とITの高度化」とは

 「業務とITの高度化」とは、情報技術(IT)を活用して作業や手順をより効率的で効果的なものに進化させることです。

 

 業務とITの高度化では、最新のテクノロジーやツールを活用して以下のような取り組みが行われます。

 

  • 自動化と効率化
    ITの力を使って、繰り返し行われるルーチン業務や手作業を自動化します。
    これにより、人的エラーの削減や業務のスピードアップが実現されます。

  • データ分析と洞察
    大量のデータを収集し、ビッグデータ分析や機械学習を活用して価値ある情報や洞察を得ることができます。
    これにより、迅速な意思決定や戦略の立案が可能になります。

  • デジタル化と情報共有
    ペーパーレス化やクラウドストレージの活用など、デジタル化された情報共有環境を構築します。
    これにより、情報の一元化とアクセスの容易さが実現され、コミュニケーションやコラボレーションが促進されます。

  • AIと機械学習の活用
    人工知能(AI)や機械学習技術を組み込んだシステムやアプリケーションを活用します。
    これにより、予測分析、自動化された意思決定、およびパーソナライズされたサービス提供などが可能になります。

 

 業務とITの高度化の目的は、業務の効率性や品質の向上、生産性の向上、顧客満足度の向上などを達成することです。

 また、競争力の維持や革新的なビジネスモデルの実現など、組織や企業の成長と競争力の向上にも貢献します。

アドバイザリー & 実務支援 の流れ

 お客様の企業規模、経営管理体制、情報システムおよび取引先などの関係者の状況を考慮し、具体的で木目細かな分かりやすい説明とサービスを提供しております。

 

 経営者の想いを文書にして見えるようにするところから、課題の解消への取り組み、取り組み後の評価までの一連の業務をお客様と一緒に手足を動かしながら進めて参ります。

 

 【業務内容】

  1.  課題整理のサポート:経営課題の抽出、整理
  2.  戦略策定のサポート:経営戦略の策定
  3.  戦術策定のサポート:経営戦略に基づく業務プロセス戦略、情報システム戦略などの策定
  4.  作戦策定のサポート:業務改善企画、情報システム企画、情報セキュリティ対策、事業継続計画、内部統制などの策定
  5.  実行計画策定のサポート
  6.  実行評価のサポート

コンサルテーション 事例

業務の標準化・効率化

 

 企業の成長ステージにあわせて、最適な水準の内部統制、業務管理制度の整備・構築を支援いたします。

  1. 基幹業務フローの確認・作成の支援
  2. 問題点の洗い出し
  3. 業務の効率化、組織整備、内部統制整備を目的とした業務プロセス改善のためのアドバイス
  4. 改善後の新業務フロー、新業務マニュアルの作成の支援
  5. 新業務プロセスの教育研修の支援

 

IT戦略策定・システム企画

 

 経営者の思いやビジョンに基づき、最適な情報化戦略・システム企画の策定を支援いたします。

  1. 経営戦略や中期経営計画に基づく情報化戦略の策定
  2. 業務及びシステム要求仕様書の作成の支援
  3. システム業者の評価及び選定の支援
  4. システム導入計画書の作成の支援

 ≫経営者、業務部門とともに取り組む「使える」システムの実現 (出所:共通フレーム2013(IPA))

 

 

情報システム調達

 

 「自社に適した情報システムを導入したい」と考える一方で、「ベンダーからの提案内容がばらばらで比較ができない」「提案にはいいことばかり書かれているが本当に大丈夫なのか判断できない」「どの製品を選ぶかで社内で合意形成ができない」といったお話を耳にする機会は少なくありません。

 

「調達要件の整理」「提案依頼書(RFP)の作成・発行」「ベンダー対応」「提案評価」といった、システムの構築や導入に伴うソリューション選定の一連の流れを支援します。

  1. システムおよびその構築・導入作業に求められる要件を幅広く整理
  2. 選定のプロセスやその基準を明確化
  3. 提案依頼から提案選定までのベンダー対応を支援
  4. ベンダーに依存しない中立的な立場から提案を比較・評価 

 

情報システム導入

 

 情報システムの要件定義、システム開発、システム運用に係わるマネジメント業務全般を支援します。

  • 経営管理から情報システム構築までの一気通貫の経験
  • 経営とITの橋渡し役としてのプロジェクトの経験
  • システムの発注者側と供給者側の両者の経験
  • 大手企業から中小企業までの幅広い経験 

で培ったノウハウと実績を基に、貴社にとっての全体最適を前提に、業務面とシステム面の両面から支援します。

 

(システム事例)

  • テレワーク
  • オンライン会議
  • キャッシュレス対応
  • 予約管理システム
  • 販売管理システム
  • 在庫管理システム
  • 人事評価システム
  • クラウド型業務アプリ各種
  • ほか

 

情報セキュリティ対策

 

 情報セキュリティポリシーの策定、人的、物的、技術的対策の策定、社員向けのセキュリティ教育・研修、セキュリティーシステムの導入を支援いたします。

 

 

J-SOX(内部統制)整備

 

 上場コンサルティングのノウハウを活かしながら、効率的かつ効果的なJ-SOXに関するコンサルティング及びツールを提供いたします。

  • ITに係る全般統制
  • ITに係る業務処理統制
  • 全社的な内部統制における ITへの対応 

 

BCP(事業継続計画)策定

 

 事業中断に備える事前の対策や万が一の事態が発生した場合の事後の対応等を具体化し、事業の継続や中断した事業の早期復旧を確実に行うためのBCP(事業継続計画)の策定と、BCPに関する取り組みを継続的に改善するための仕組みであるBCM(事業継続マネジメント)の導入を支援いたします。

 

 

企業システム診断

 

 「企業システムチェックシート」をもとに、「各業務管理の業務処理及びシステム処理の運営状態」を診断させていただき、経営管理上から見た企業システムの問題点を浮き彫りにし、その問題点について改善の方向性を明らかにいたします。 

柔軟に対応可能なコンサルテーション