SEO対策の基礎知識

ウェブサイトを自社で運用している皆さまへ

 

 多くの企業にとって大事なことは・・・

 ウェブサイトに訪問くださった方々からの、お問い合わせや会員登録、または商品購入等、何らかのアクションを起こしてもらうことです。

 

 しかし、何らかのアクションを起こしてもらえる割合は3%といわれます(ECサイトの場合)。

 100人の訪問者中、97人は購入することなく通り過ぎてしまうという事実。

 

 そこに改善の余地はないのでしょうか?

 ひたすら広告予算を投入して訪問者数を増やすといった対処でよいのでしょうか?

 

 基本中の基本といわれる SEO対策 を見直すだけで効果が現れることもあります。

 

 


【目次】

SEO対策とは

  • Google ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
  • ユーザーの利便性とは
  • 「検索キーワード」ごとの検索表示順位はどのように決まるのか
  • 検索キーワードに応えるウェブページにするには

 

SEO対策(検索エンジンにわかりやすく伝える)の実践方法

  • 必要以上にデザインに凝らない
  • 「検索キーワード」を含める箇所とは
  • ウェブページのタイトルに検索キーワードを含める
  • ウェブページの概要に検索キーワードを含める
  • 見出しに検索キーワードを含める
  • 本文に検索キーワードを含める
  • 画像の代替テキストに検索キーワードを含める
  • ウェブページの構成を整理してみよう!
  • ウェブサイトをGoogle Search Consoleに登録しよう!
  • 検索エンジンに認識されるのには時間がかかる
  • アクセス状況を把握しよう!

 

 


SEO対策とは

 SEO対策には、

  • 内部施策(そのウェブサイトの制作・運営者ができること)
  • 外部施策(そのウェブサイトの制作・運営者ではできないこと)

があります。

 

 ウェブサイトを制作する立場からすると、下記の3点を理解し実行することがとても重要です。

  • 検索キーワードに応えるページにする(内部施策)
  • ページの内容をGoogleにわかりやすく伝える(内部施策)
  • リンクを集めることでサイト価値を高める(外部施策)

 これらが適切に行われていれば検索エンジン(*1)はウェブサイトの情報を正しく認識することができます。

 

 *1:検索エンジンとは

検索エンジンとは、インターネットで公開されている情報をキーワードなどを使って検索できるウェブサイトのことで、検索ポータルと呼ばれることもあります。

主な検索エンジンには、Yahoo!、Google、Bing、Gooなどがあり、インターネットで情報を探す人の検索目的をより満たせそうなウェブページを上位に表示するための「検索順位を決定するルール」の刷新を常におこなっています。

 

 ここでは、内部施策を紹介していきます!

 

 

Google ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

 検索エンジンの中でも大手のグーグルは次のようなガイドラインを公開しています。

  • 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成すること。
  • ユーザーをだますようなことをしないこと。
  • 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしないこと。
  • どうすれば自社のウェブサイトが、独自性や価値、魅力のあるウェブサイトといえるようになるかを考えること。

  出典:Google ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

 

 さらに、自社のウェブサイトを同分野の他のウェブサイトとの差別化を図ることは、検索エンジンからの高い評価や、競合するウェブサイトよりも高得点を得ることに繋がることでしょう。

 

 続いて、ガイドラインの内容を解説していきます!

 

 

ユーザーの利便性とは

 インターネットで情報を探している人の立場で利便性について考えてみましょう。

 

 インターネットで情報を探そうとする場合、多くの皆さんは、Yahoo!、Google、Bingなどの検索ポータルから探したい「検索キーワード」を入力されることでしょう。その結果、該当する検索キーワードに一致するウェブページがリスト形式で表示されます。これを自然検索といいます。

 

 インターネットで情報を探そうとする人は、そのリスト表示されているウェブページのタイトルと概要説明を参照し、探そうとしている情報がありそうなウェブページのリストをクリックし、該当するウェブサイトに辿りつきます。

 

 ここで、リスト表示されている表示順位ごとのクリック率は以下の通りです。

 ※過去に行われた調査会社の調査結果を弊社独自に集計したもの。

1位:30%

2位:13%

3位:9%

4位:6%

5位:5%

6~10位:3%

ここまでの通常1ページ目に表示されるリストのクリック率は67%にもなります。

そして、2ページ目以降に表示されるリストのクリック率は33%です。

 

 

「検索キーワード」ごとの検索表示順位はどのように決まるのか

 次に、検索キーワードごとの検索表示順位はどのように決まるのでしょうか。

 

 具体的な「検索順位を決定するルール」は公開されていませんが、検索順位に大きく影響しているといわれているものは、「そのウェブページに含まれる検索キーワードと一致する単語」です。

 

 ウェブページの本文やページタイトル、見出し、画像の代替テキストと呼ばれるところなどに散りばめられた単語と検索キーワードがいかに一致しているか、ウェブページの内容自体がいかに有用であるかなどが評価されて検索表示順位が決定されています。

 

 

検索キーワードに応えるウェブページにするには

 例えば「生命保険 比較」と検索する人は、「数ある保険商品をそれぞれ比較したい」と考え情報を探している人と予想できますし、「オーガニックシャンプー 通販」と検索する人は「オーガニックシャンプーをオンラインで購入したい」と考えていると予想できます。

 

 ですから、検索キーワードを予想する際に、インターネットで情報を探そうとする人の困りごとや解決したいこと、その状況などを想像することはとても重要です。

 

 検索キーワードに応えるために、

  • 入力されるであろう検索キーワードを想定すること
  • その検索キーワードに見合った内容のウェブページを作ること
  • 検索エンジンにもわかりやすいウェブページを作ること

は、情報を探している人があなたのウェブサイトを訪れるかどうかに大きな影響があります。

 

 

SEO対策(検索エンジンにわかりやすく伝える)の実践方法

必要以上にデザインに凝らない

 画像やFLASHばかりでテキスト情報の少ないウェブページは「SEOに向いていない」といわれるようですが、これは検索エンジンが画像やFLASHの中に表現されている検索キーワードを文字情報として認識できていないことが原因です。

 将来、画像認識技術が進めば対応できるようになると思われますが、現在はテキスト情報のほうが認識されやすいのです。

 

 ですから、デザインに凝る必要がない文字情報はテキストとして表現するのが望ましいでしょう。

 

 

「検索キーワード」を含める箇所とは

 検索エンジンが重視している箇所に「検索キーワード」を含めるのが効果的です。

 

 その箇所は、

  • ウェブページのタイトル
  • ウェブページの概要
  • 本文の見出し
  • 画像の代替テキスト

と本文になります。

 

 

ウェブページのタイトルに検索キーワードを含める

 企業や商品、サービスの名称を知っている見込顧客は、その名称を検索キーワードとして検索することでしょう。

 それらの名称を知らない潜在顧客は、主たるキーワードと関連するキーワードを組み合わせて検索することが多いです。

 

  • 見込顧客を想定したページであれば、タイトルにそれらの名称を含めます。
  • 一方、潜在顧客を想定したページであれば、タイトルに主たる検索キーワードと関連する検索キーワードを含めます。

 

 

ウェブページの概要に検索キーワードを含める

 ウェブページの概要は、なるべく140文字以内にまとめましょう。
 その文章だけを読んで、そのページにどんな情報があるのか、どんなサービス・商品・ページなのかを伝えます。

 

 ページの内容を簡潔に、わかりやすくまとめることは、とても重要なポイントです。
 Yahoo!、Google、Bingなどで検索すると、該当する検索キーワードに一致するウェブページのリストが下図のように表示されますね。
気をつけたい点
 特に掲載する商品点数が多いために、ウェブページ数が多くなりがちなウェブサイトでは検索キーワードを適切に設定することが必須となります。
 しかし、基本中の基本と言えるウェブページのタイトルの設定すらまともに反映されていないサイトがあります。

 

 

見出しに検索キーワードを含める

 見出しとは、見出しタグ(<h1>~<h6>タグ)のことで、ウェブページの文書構造を示すものです。
 見出しタグを適切に使えば、検索エンジンに文書の構造が伝わり、どの部分が特に重要なのかという点を認識してもらいやすくなります。

本文に検索キーワードを含める

 ウェブページごとに、伝えたい内容の趣旨になっている単語(キーワード・フレーズ)があるはずです。

 

 例えば、「生命保険」のことを伝えたいページなのに、一度も「生命保険」という言葉がでてこないウェブページでは、生命保険について知りたい人にとって価値のあるページだとは思ってもらえないですよね。 なので、文中にはきっと「生命保険」という単語が含まれたものになるはずです。

 

気をつけたい点

 以前は、本文の1~3%程度の検索キーワード配置(ウェブページ内での文字数など)が有効だとされてきました。ただ、現在はその割合を重視するよりも、不自然でない文脈や、内容の有用性などの「質の高さ」に重きをおくようになってきています。

 

 検索キーワードを不自然にあまりにも高い割合で埋めてしまうのは、翻ってペナルティを課せられることがあります。

 また、全くの関連性のないウェブページからのリンクや、急激に外からのリンクが増え、その後増加しないような場合も、ペナルティが課されることがあります。

 

 

画像の代替テキストに検索キーワードを含める

 「代替テキスト」とは、画像の代わりになるテキストや文章。簡単にいうと、その画像がどういうものなのかを簡単に説明してあげる文字情報のことです。
 インターネットの閲覧環境にもよりますが、画像が表示されない場合などに「代替テキスト」が表示されます。音声読み上げや画像検索時にも関係してきます。

 

(下図)「ベーゴマクッキー」で画像検索した結果

ウェブページの構成を整理してみよう!

 とはいえ、どのような構成にしていけばいいのか、なかなかわかりにくいこともあるのではないでしょうか?
 
 ウェブページの構成を考えるとき、書籍でいう「目次」にたとえて考えると、わかりやすくなります。
 
 例えば、下の画像左側はよくある書籍の目次のサンプルです。そして、右側はとあるホームページです。書籍の目次は、眺めているだけで、どんな内容で、どんな項目がそこに記されているのか、わかりやすく記載されていますよね。
 大分類から章分類へと項目が記載してあり、重要度やカテゴリの区分が一目瞭然です。
 では、これらをホームページにあてはめてみると・・・
 書籍のタイトルはウェブサイトのタイトル。

 

 第1章などの大分類は見出し大(かつ、ページタイトル)、その次の分類は見出し中・・・と、あてはめていくことができます。

 

 このように考えていくと、自然とそのページやホームページ全体で重要になる検索キーワードや、そのページで何を伝えたいのか、がシンプルにみえてくるのではないでしょうか?

 

ウェブサイトをGoogle Search Consoleに登録しよう!

 サーチコンソール(Google Search Console)とは、Googleが提供するウェブマスター向けの「サイト管理&解析ツール」です。 サイト運営・解析に重宝する強力な機能が多数備わっており、webマーケティングやseo対策に重宝する万能ツールとなっています。

 

Google Search Console を使うメリット

  • 公開したページをいち早く検索結果に表示できる
  • 検索での表示回数と掲載順位がわかる
  • リンクされているすべてのページがわかる
  • サイト内の改善点を指摘してくれる
  • セキュリティの問題を指摘してくれる

などのメリットがあります。

 

 

検索エンジンに認識されるのには時間がかかる

 新しいウェブページを作成しても、すぐには検索ポータルの検索結果に反映されません。

 1~2日後に反映されることもあれば、2~3週間かかることもあります。

 そして、新しいウェブサイトは、実績がありませんので、いきなり上位に表示されることは稀です。

 

 その後、ウェブページの内容が更新されていたりすると、そのたびに徐々に順位が上がっていきます。

 

 

アクセス状況を把握しよう!

 ウェブページの構成を考えて作ったら、実際どのようにアクセスされているのかを「アクセス解析」で把握しましょう。
 
 ここでも、Google アナリティクス(Google Analytics)という、Googleが提供している無料で高機能なアクセス解析ツールがあります。
 
Google Analytics を使うメリット
  • 実際どのくらいアクセスがあるのか
  • どんな経路でページにきてくれているのか
  • どんな検索キーワードで辿り着いているのか
アクセスしてくる人の傾向を知り、改善していくことで、より有益性の高いページにしていくことができます。
 
 最後に、SEO対策は日々の運用の積み重ねが結果として現れます。
 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、ウェブサイトを継続的に改善していきましょう。
 PDCAを繰り返せば必ず結果がでます。下図は約2年間のアクセス数の推移事例です。

 ウェブサイトのアクセスをもっと増やしたい。

 あるいは、アクセスは沢山あるのに売上に結びつかない。

といったことを解消されたいとお考えであれば、まずは、あなたのウェブサイトのボトルネックを見つけることが先決です。

 

 このボトルネックを見つけて、取り除く対応をさせていただいております。お気軽にご相談ください。

いつでもお問合せください!

今すぐお電話ください / 24時間受付

" " " " " " " " " " " " " " " " " " " " " " " 

050-3690-0732


お見積もりよりも先に、どこに相談したらいいのとか、ちょっと話をしてみたいとか、

ちょっとした困りごととか、というお問い合わせを歓迎いたします!!