最近、少し引っかかるのは、AIの話になると、どうしても「何が変わるか」に意識が向きすぎること。
でも、変わらないもののほうが、実は重要なんじゃないかと思う。
AI時代においても、人間に求められる本質は変わらない
AIができることは、確かに増えている。
整理も、分析も、ある程度の提案も。
ただ、それを「使う側」に求められるものは、あまり変わっていない気がする。
むしろ、曖昧だった部分が、はっきり見えるようになっただけかもしれない。
判断する力は、むしろ重くなる
AIは選択肢を出す。
しかも、かなりそれらしく。
だからこそ、その中から何を選ぶか。
あるいは、そもそも採用しないのか。
その判断は、人間に残る。
情報が少ない時代は、迷いようがなかった。
今は、選択肢が多すぎて、判断の質がそのまま結果になる。
考える力というより、選び切る力に近い。
「正しさ」よりも「任せられるか」
組織の中で起きていることを見ていると、
必ずしも一番優秀な人に仕事が集まるわけではない。
この人なら大丈夫だろう、という感覚。
その積み重ねのほうが強い。
小さな約束を守るとか、
言っていることが一貫しているとか。
地味だけど、崩れないもの。
AIがどれだけ精度を上げても、
この部分は代替しにくい。
本業に向き合う時間の意味
あれもこれもと手を広げるより、
一つの場所で積み上げたほうが、結果的に効いてくることがある。
特に若いうちは、その傾向が強い。
単価の高い場所に、どれだけ深く関わるか。
そのほうが、長い目で見ると差になる。
副業が悪いわけではないけれど、
分散させることが必ずしも合理的とは限らない。
余白をどう使うかは、選べるようになった
AIによって、時間は確実に生まれている。
その時間をどう使うか。
休むことに使うのか、
もう一段、踏み込むのか。
どちらが正しいというより、
どちらを選ぶかが問われている感じがする。
結局、残るのはシンプルなもの
スキルがなくてもいい、という話ではない。
ただ、それだけでは足りない。
判断できること。
そして、任せてもらえること。
この二つが揃っている人は、
環境が変わっても、あまり揺れない。
AIが進んでいくほど、
むしろそこが浮き彫りになっていくのかもしれない。
