発表やプレゼンの構成を考える/ガニエ9教授事象

仕事での発表やプレゼン、説明をうまくするにはコツがあります。

何を話そうとしているのかわからないと言われることはありませんか。



プレゼンを始めるときに大事なのはオープニングです。


なぜなら、この数分間のオープニングのなかに、これから話そうとする目的、目標、内容の概要が凝縮されているからです。

ガニエの9教授事象を参考に構成を考えてみると。。。。

  • 聴衆の注意を喚起する
  • 発表やプレゼンの目標を知らせる
  • 前提条件を思い出させる
  • 新しい事項を提示する
  • 受講や聴講の指針を与える
  • 練習の機会を作る
  • フィードバックを与える
  • 受講や聴講の成果を評価する
  • 保持と移転を高める

上記の1.2.3.の部分がオープニングにあたります。


次に、オープニングの構成とポイントです。

オープニングを3つに分けて考えてみてください。


■プレオープニング

  • 聴衆に特別感をあたえる
  • 最近話題となっていること
  • 前の講演者の題材と自分の題材をつなぐ話題


■オープニング

  • 説明やプレゼンのコアメッセージと関係する感情をゆさぶる話
  • パーソナルストーリー
  • ショッキングな話題
  • インパクトのある発問


■ポストオープニング

  • プレゼンテーションにかかる時間と聴衆が得る恩恵を示す


■そして、本論へと繋いでいきます。

  • 本論の概略を話す
  • もっと聞きたいと思わせる
  • なぜ、どうすれば。を発問


ロバート・M・ガニエ教授が提唱した学習を支援するための9つの働きかけに「ガニエの9教授事象」という教授設計理論があります。

発表やプレゼンテーションの構成を考える際にも応用できる考え方と思います。


仕事での発表やプレゼン、説明の構成を考えるときの参考になれば幸いです。