情報システムの戦略性が高まる中、戦略立案の基礎知識の習得は必須です。
大事なのは、フレームワークに沿って事実を整理することではなく、そこから経営者がとるべきアクションプランを考えること。
ケース研修では、事例企業を取り巻く環境を認識したうえで、経営の問題点を分析、課題を抽出し、戦略を策定するまでのITコーディネータの活動を模擬体験します。
研修を通じて、有用な方法論、ツール類(バランス・スコアカード、経営成熟度モデルなど)をリファレンスとして活用して課題に取り組むことにより、問題解決能力を体系的に習得できます。
以下のようなお悩みがある方はぜひご検討ください。
□ 企業価値を高める有効なIT投資の基礎と応用実務を学びたい。
□ IT投資のムダを省き現有システムリソースの有効活用を推進したい。
□ 情報システム部門の人材育成に自信を持ちたい。
□ 情報戦略の立案から実現及び評価までのノウハウを知りたい。
□ 新たに情報システム部門を任せられたが何をしたら良いのか悩んでいる。
ITコーディネータのスキルやノウハウを活かすシーンは・・・・
≫すべての企業の経営企画職、システム企画職の皆さまへ
≫情報処理サービス業の営業職の皆さまへ
≫公共団体のシステム企画職の皆さまへ
≫経営コンサルタントして独立を検討されている皆さまへ
✅カリキュラム IT 経営の考え方とプロセスの全体感を、eラーニングで掴んでいただいたうえで、「集合研修」で事例を用いた演習を行いますので、実践力、応用力が身につきます。
✅グループ課題演習 課題は、IT 経営推進プロセスガイドラインに準拠して、中でも重要度の高い部分を取り扱っており、IT 経営プロセスの流れと要点を模擬演習の形でより深く体験していただけるようになっています。
✅ロールプレイによる模擬体験 ロールプレイの導入により、会社側を演じるインストラクターと ITC の立場を演じる受講者の間で臨場感のある模擬体験が可能となります。経験豊富なインストラクターによるタイムリーな指導、助言および講評が問題解決能力を大幅に高めます。
✅ファシリテーション能力・プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力の向上 顧客へのプレゼンテーションを想定した発表と質疑応答を繰り返すことにより、コミュニケーション能力が大きく向上します。また、会議をとりまとめるファシリテーション能力も集合研修の中で身につきます。
✅人的ネットワーク形成 集合研修6日間と約3カ月のSNS上での交流により、バックグランドの異なる受講者同志が白熱した討議を展開することを通じて、本音で話せる異業種及び同業種のスペシャリストとの人的ネットワークが形成できます。
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経営戦略策定からIT活用までの経営課題解決プロセスを一気通貫に体験できる研修です。
戦略的思考に基づく情報化戦略やシステム企画の策定、ビジネスを実現するためのIT活用に求められる知識と手法、実務について、グループワーク(演習や討議)を通して習得します。
ケース研修は、eラーニング、個人学習、集合研修で構成されています。
集合研修に先立ち「eラーニング」を開始ししていただきます。
このeラーニングで学ぶ「IT経営プロセス」は、集合研修で必要な知識を習得するとともに、ITコーディネータ試験の学習にもなります。
また、各ステージの集合研修には「事前課題」が設けてあり、集合研修のカリキュラムは事前課題を受けた構成となっています。
各ステージごとに、[ eラーニング --> 事前学習 --> 集合研修 --> レポート課題 ] をおこない、第4ステージのレポート課題を提出を以って修了となります。
グループ演習課題 | ||
第1ステージ(1日目) | ||
分類 | 内容 | |
講義 |
IT経営推進 プロセス概説 |
IT経営とは |
IT経営を支える人財と役割 | ||
IT経営推進方法 | ||
課題1 |
変革構想の検討とコミットメント |
変革のための企業体質の確立と変革への気づき |
変革に向けての課題の抽出 | ||
本質的な課題の理解 | ||
解決策の検討と策定 | ||
課題解決策候補と目指すべき経営ビジョンの決定 | ||
変革構想書の作成と変革の表明 | ||
第2ステージ(2日目、3日目) | ||
分類 | 内容 | |
課題2 | 企業理念・使命の確認と経営環境情報収集・分析 | 企業理念・使命および経営者の思いの確認 |
外部経営環境および内部経営環境の情報収集 | ||
外部経営ミクロ環境情報収集 | ||
外部経営マクロ環境情報収集 | ||
内部経営環境情報収集 | ||
課題3 |
あるべき姿の構築 |
経営環境分析の実施 |
経営課題の導出 | ||
CSF(案)の導出 | ||
経営ビジョン(案)とビジネスモデル(案)の構築 | ||
課題4 |
経営リスクの評価と対応案 |
経営リスクの特定 |
経営リスクの分析と評価 | ||
経営リスクの対応案 | ||
経営リスク顕在化時の対応案 | ||
課題5 | 経営戦略策定 | 経営ビジョン、ビジネスモデル、CSFの最終決定 |
経営戦略目標の決定 | ||
KPIの定義 | ||
経営戦略実行の組織体制の設定 | ||
経営戦略企画書の作成 | ||
第3ステージ(4日目、5日目) | ||
分類 | 内容 | |
課題6 | 経営戦略の展開 | 中期の経営計画への展開 |
中期経営計画の再確認 | ||
中期経営計画書の作成 | ||
課題7 | IT戦略の策定と展開 | 現状業務プロセスの分析 |
IT領域環境分析 | ||
目標業務プロセスの決定 | ||
目標IT環境の策定 | ||
基本方針、達成評価指標、目標値 | ||
IT環境構築の基本方針 | ||
目標ITサービスレベルの設定 | ||
IT戦略企画書の作成 | ||
課題8 |
IT資源調達 |
調達評価基準書の作成 |
RFPの作成 | ||
RFPの発行と調達先の選定、契約 | ||
課題9 |
IT導入 |
IT導入マネジメント |
第4ステージ(6日目) | ||
分類 | 内容 | |
課題10 | ITサービス利活用 |
SLMの実施 |
IT戦略の達成度評価 |
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経営戦略達成度評価 |
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課題11 |
持続的成長認識 |
経営ビジョン達成の評価 |
将来に対する変革への洞察 |
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持続的成長に対するコミットメント |
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課題12 |
変革マネジメント |
変革マネジメント体制の構築 |
変革の実行状況の把握と是正 |